犬と一緒に時を重ねる

実家に、15年間同じ犬がいます。その犬は、私が高校生の頃に、勉強の息抜きに犬がほしいと言い出して、それをやっとのことで了承して飼うことになったのが、今の犬です。ペットショップで買ったのではなく、捨て犬の飼い主を探している団体から、もらってきました。もらいに行った時、黒い犬やもう少し大きな犬などたくさんいたのですが、私は白くてちょっと臆病で、集団の中で餌をなかなか食べられずに困っている犬が気に入りました。モグワン ドッグフード

生後2ヶ月でもらったきて、家に移動するまでの車内では、ふるえていました。家に着いてからも怖かったからも、しばらくはふるえていました。
そんな犬でしたが、徐々に家族になじみ、なついてくれました。私は高校から帰って、犬と散歩するのが毎日の日課になりました。
受験の苦しい胸の内や、大学になってできた彼のことなど、人に聞かれたら恥ずかしいので、ぶつぶつと犬に話していました。
私が悲しそうにしていると、顔をぺろぺろなめてくれました。

就職して一人暮らしをして実家を離れ、犬の散歩は祖父の仕事になりました。その祖父も5年前に亡くなり、今は弟が散歩をしています。
犬はもう高齢で、足がおぼつかずに、ふらふらと歩いています。
私は2歳の子どもを連れて、月1回実家に帰るのですが、私のことを覚えているようで、しっぽをふって歓迎してくれます。

弱弱しい姿を見ると少し切なくなりますが、まだ元気でいてくれることが嬉しく、また子どももその犬が大好きで、実家にいる時は、側に寄って行って、名前を呼んでいます。
私の15年間を知っている犬は、家族の一員のように大事な存在です。